のび太のママから学ぶ〈いけない怒り方〉

コーチング

国民的アニメ「ドラえもん」。
私は、子どものころからドラえもんが大好きで、初めて読んだ漫画も「ドラえもん」でした!

私の子供たちもドラえもんが大好きで、
毎週土曜17時のアニメを録画して、何度も繰り返し観ています。
もちろん映画も毎年欠かさず観に行っているほどの大ファンです^^

ドラえもんが大好きな我が家ですが、
最近、アニメを観ていて気になることが1つだけあります。

それが、のび太くんのママ。
自分が子どものころは、ママのセリフなんて気にかけてもいなかったのですが、
親になってから、ママのセリフが気になって気になって・・・。

その中でも、特に気になったお話を、
コーチングの視点からピックアップして解説していきます。

てんとう虫コミックス ドラえもん第3巻 「ママをとりかえっこ」

画像 : tv asahi hp

このお話は、野球のバッドを持って出かけようとするのび太に対し、
ママが怒るシーンから始まります。

ママ
ママ

『どうしてママの言う事を聞けないの!いつも遊んでばかりで!
たまにはママの言う事を聞きなさい!今日はお手伝いをしなさい!』

のび太
のび太

『やるよ・・・でも、みんなと約束が・・・』

ママ
ママ

『〇×▲★!!!!(怒り狂う)』
『(怖い目で睨みつけ)もういい、もういいです。
そんな悪い子はうちの子じゃありません。
さっさとどこへでも行っちゃいなさい!』

のび太泣く…

そして、同じ様な状況にあった
しずかちゃん・スネ夫と会い、
ママを交換することになります。

ママの心情の背景などはわかりません。
もしかするとママ自身も何かとんでもない辛い事があったり、
本当に手伝いが必要な状況だったのかもしれません。。
それが描かれていないので、なんとも言えないのですが、、

このシーンを観て思う事は、
ママひどすぎる…。。

解説

考えの押し付け

第一声の「どうしてママの言うことを聞けないの!
いつも遊んでばかりで!たまにはママの言うことを聞きなさい!
今日はお手伝いをしなさい」

これは、親の考えの押し付けですね。

毎回コーチングの記事で述べていますか、
我が子であっても子供と親は別人格です。
頭の中でわかっていても、
本当の意味で理解できていない場合が多いです。

大切に育ててきた我が子だからこそ自分の一部のような気がして、
〈自分の考えと一致してほしい〉と無意識に考えてしまいます。
のび太ママもその思考が顕著に現れています。

命令口調

更に、口調に注目してみると、
「〇〇しなさい」と命令しています。
圧力をかける事で、自分の思うように行動させようとしています。
以前の記事

でお伝えしましたが、「〇〇しなさい」は、
子どものやる気を失くさせます。
やる気を出させる言葉を選び、どう行動に起こさせるかが、
親の腕の見せ所です。

助けが必要な場面だったら、理由を説明し、命令せずに尋ねる。
例えば、
「ママは具合が悪いから、あなたにおつかいをお願いしたいと思ってる。
手伝ってくれるかな?」
「〇〇ちゃんが手伝ってくれると、ママすごく助かるな(うれしいな)」など。
子どもによって響く伝え方は異なりますが、
すべての子に共通して言えることは
選択権を与えることで行動しやすくなる、という事。

仮に嫌だと言われたとしても怒ってはいけません。
「残念だな」と素直に感想を述べ、
それが子どもの意志なのだと受け入れることも必要です。

反語

「なんで〇〇なの!?」「どうして〇〇しないの」
という話し方も問題があります。
「なんで」「どうして」に対して、
「〇〇だから」と返事があったとしたら、
ますますイライラしますよね。

この「なんで〇〇なの」「どうして〇〇しないの」と言った話し方は、
「反語(はんご)」と言われる言葉で、
答えを聞くために言っているのではありません。

なんでママの言うことを聞かないの?と聞いているけど、
ママの言うことを聞きなさいという意図があり、
それを皮肉った言い方で伝えているのです。

その後に「ママの言うことを聞きなさい」と言っており、
結局全く同じ内容を2回述べていることになります。

子どもの話を聞かない

次にのび太が、「やるよ…でも、みんなと約束が…」と言っているのに対し、
ママは全く聞く耳を持ちません。

ここでは、のび太はママの言うことを無視したり
否定したりしてる訳でもありません。
「やるよ」と言っているにも関わらず、
「約束が…」の次のセリフを聞く前に、
ママは言葉にならない叫びを爆発させ、怒ってしまいます。

「でもみんなと約束が…」の後に、のび太は何を言いたかったのでしょう。
「大事な友達との約束を破るわけにいかないから、
30分だけ遊んで、帰りにおつかいしてくるよ!」
だったかもしれません。
友達を大切にしたり、友達との約束を守る事も、すばらしいことです。

子どもの話を聞くこと
それがチャイルドコーチングでは一番重要とされています。

途中で言いたくなってしまうのはとてもよくわかるのですが、
話を聞かないのが続いてしまうと、親子の信頼関係が崩れます。
逆に、子どもの話を聞くことは親子の信頼関係の構築につながります。

人格否定・存在否定(能力否定)

そして、極めつけは
「そんな悪い子はうちの子じゃありません。さっさとどこへでも行っちゃいなさい!」
というセリフ。

これは、親が最も言ってはいけない言葉。
子供の人格否定+存在否定。
「嫌い」「死ね」といった言葉はもちろんですが、
「悪い子」「卑怯者」「うそつき」のような人格否定や、
「うちの子じゃない」「出ていけ」のような子どもの存在を否定
する言葉、
今回は出ませんでしたが、
「頭が悪い」「絵が下手」「走るのが遅い」のような能力否定の言葉も
子どもの心に大きな傷を与えるので、NGワードです。

のび太は相当傷つきました。こんな怒り方を頻繁にされているのですから、
のび太が自己肯定感の低い子どもになるのも無理がないです。

まとめ

本当に伝えたい事は、怒っても伝わりません

ママが怒るこのシーンがなければ、
このストーリーが始まる事が出来ないので、
特に酷い描写になっているのと思いますが・・・

のび太のママはまさに本能のままに怒りを爆発させ、
自分のストレスを発散させるために怒ってしまっていますね。
こんなに怒りを爆発させて、、
ママは何かよほど辛いことがあったのかな…?
と心配になってしまいました。

怒りたくなったら、
一度呼吸を整えて冷静になり、怒りの原因を客観視してみましょう。

なぜ私は今こんなに怒りのエネルギーでいっぱいなのだろう?と。


自分を客観視することで、冷静さを取り戻すことができます。
怒ることが常習化していると、
すぐに自分を客観視することは難しいかもしれません。

『私もこういう怒り方をしてしまっている…』という方が、
もしいらっしゃったら、
心に大きなストレスや不安を抱えているのではないでしょうか。

心に栄養を与えよう

ママの心の状態が不安定だと、
家族の心も不安定になります

どうしてもイライラしてしまう、
心にゆとりがない…という場合は、
頑張りすぎているのかもしれません。
きっと、とっても真面目で、頑張り屋さんなのでしょうね。

たまには少し家事の手を抜いたり、休んだりして、
まずは自分の心を大切にしてくださいね。

小さなお子様がいるとなかなか自分の時間を作ることも難しいですが、
些細なことでも自分の気持ちが上がる事を見つけて、
心に栄養を与えましょう。

私がやっている【おうちでできるストレス発散法
・パパが帰ってきてから、一人でゆっくり入浴剤を入れてお風呂に入る
(照明や音楽で気分を上げる、ボディクリームの香りを楽しむのも◎)
・洗濯物を干す時に自分の好きな音楽をかける
・キャラメルシロップや生クリームを常備し、おうちカフェを楽しむ
・高級アイスやスイーツをこっそり食べる
・アロマの香りの中、ストレッチをする(→体がすっきりして、すぐ寝れます)


ちょっとしたことですが、
自分の気分の上がる事を見つけておくと、
その時間だけは自分の為の時間を堪能できますよね!

人からもらうプレゼントも心の栄養になりますが、
いつでももらえるわけではありません。
おうちでできるストレス発散法は、
あまりお金をかけずに、いつでも自分にご褒美をあげられます。
(高級レストランやエステに行って至福の一時を過ごしたいところですが、
いつでも好きな時に・・・というわけにはいきませんから)

自分の心が喜ぶこと(=栄養)を与えることが
イライラしない為の一歩。

ママの心に余裕が生まれると、
なんであんなにイライラしていたのだろうと不思議になるくらい。

いきなり花を咲かせようとしても、難しいです。
まずは栄養を与えて環境が整ってから。

その後、ゆっくりで大丈夫。
余裕が生まれると、子どもの話を聞くことができるようになります。
それだけで、
自分の対応も子どもの対応も変わってきますよ。

コメント

  1. 高橋悠雅 より:

    母は母で子供に対しての言葉遣いがあるかなと思います。

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