私のお腹の中にこの子がいる・・・とわかった時から、
大切に大切に育ててきた我が子。
子どもが誕生した時には、「絶対にこの子を幸せに育てる」と決め、
同時に「この子の為なら何でも出来る」と思いました。
成長していくに連れ、子どもの成長は嬉しいけど、少し寂しい…
ママたちのそんな声をよく聞きます。
私も全く同感です。
子どもが小さいうちは、ママはとっても大変。
でも、そんな大変さも含め子どもはやっぱりかわいいし、
ママ自身も人生が充実していると感じ、「この子だけが生きがいだ」と思ったりします。
でも、この「子供だけが生きがい」。
子どもを愛していからこそ生まれる素敵な気持ちですが、
いつまでもこの気持ちを持ち続けるのは、少し危険です。
なぜか危険なのかというと・・・
親も子も幸せになれないからです。
なんだか、最初から怖くなってしまいましたっ!
ごめんなさい!
でも、「子どもだけが生きがい」と思っているママたちに伝えておきたいのです。
この記事を読むと
・「子どもだけが生きがい」が危険な理由
・子どものために親がすべき行動
がわかります。
子どもだけが生きがい・・・が危険な理由!
そもそも生きがいとは・・・
生きるに値するもの。生きていくはりあいや喜び。
デジタル大辞泉(小学館)
生きがいは生きていくために、必要な原動力のようなものです。
でも、「子どもだけが生きがい」になってしまうと、
子どもを幸せにするどころか、親子揃って不幸になってしまいます。
原因はたった一つ。
子どもを自分の一部として考えてしまうから
の記事でも書きましたが、
子どもは親とは別人格です。
親のサポートが必要なのは、未就学児まで。
小学生にもなれば、子どもは自分の考えを持っています。
いつまでも子どもだけが生きがいと思っている親は、
子どもを自分の一部、または、
自分の所有物のように考えてしまうのです。
当たり前ですが、子どもも一人の人間として存在しています。
しかし、
自分が惜しいところでスポーツ選手にはなれなかったから、
子どもにはその夢をかなえてほしい・・・
などの考えの方もいますね。
それは、子どもを自分の一部として考え、
親の考えを子どもに押し付けているんじゃないかな、と思います。
お友達と遊びたいのに、毎日遊ぶ間もなく、
親がやらせたスポーツをしなくてはいけない。
その子が努力した結果、親の示したゴールを達成できるしれません。
言われた道を必死にやって極めることができたけど、
自分がやりたかったことはできなかった。
あるのは、苦しい思いで努力してきた思い出だけ・・・。
その時、子どもはどう思うでしょう?
ゴールを達成して幸せだな、と思うのでしょうか?
一番に考えてほしいのは、
子ども自身が幸せかどうかという事。
結果、こうなります。
子どもは自分で考えられない人間になる
親がレールを敷き続けると、子どもはその上を走るプラレールのようになります。
何も考えなくても、道があるからそのまま進む。
未成年のうちは、それでもなんとかなるかもしれません。
でも、成人になって社会に出て、道がなくなったら・・・?
・自分の考えを話さなくてはいけない場面で、話せない。
・自分の洋服を選ぶ事もできない。
・結婚相手すら、自分で決められない。
そんな風に、自分で決められなくなる可能性もあります。
更には、
「本当はこうしたいと思っていたけど、親がダメといったからできなかった。」
などと言って親を怨む事になりかねません。
本当にやりたい事だったら、自分で決めればよかったはずですけどね。
人のせいにする人間になってほしくないですね
親は空の巣症候群になる
子どもが生きがいだった親は、子どもが独立すると、ひな鳥が巣立った後の空の巣に例えて、
「空の巣症候群」になってしまうことがあります。
症状は、孤独を感じ、うつ状態になる。
自分の生きている意味が分からなくなるそうです。
自分の一部と考えていたわが子が巣立ってしまうのですから。
抜け殻のようになり、虚無感を抱くのもわかります。
つらいですね。なりたくないなー
親がすべきこと
子どもも親もそんな風になりたくないですね。
では、そうならない為にはどうしたらいいのでしょうか。
子どもが小さなうちから心がけておくべき親の在り方を4つご紹介します。
子ども以外の生きがいを見つける
自分がやっていて幸せだ、楽しい!と感じる事を見つけましょう!
母親だから、お金がかかるから、と理由をつけて諦めるのではなく、
やりたいと思ったことに挑戦する。
自分らしく生きることが大切です。
気を付けたいのは、生きがいは人以外である事。
人が生きがいだと、自分ではコントロールできないので。
子どもに期待しない
結構冷たく感じるかもしれませんが、
期待しない。 それが一番です(笑)
日常でもつい言ってしまう、
「なんで〇〇しないの!」「なんで〇〇するの!」
「〇〇しちゃだめ!」「〇〇しなさい!」
っていう言葉。
これ、よくよく考えてみると、
親がこうしてほしいという願望を持っているから出てくる言葉ですよね。
無意識かもしれませんが、親がイライラする原因は、子どもに期待してるから。
これに気付いてから、子育てがとっても楽になりました。
時々、何かしてくれた時には、心から感謝できるようになりました!
期待しないの、オススメです(笑)
あっ、でも信じることは大切です。
これについてはこちらをご参照ください。
たった二つの大切な力を育てる
私は親の任務は、子どもの大切な力を育てる事だと考えます。
・自己肯定感=自分への自信・考えて行動する力
・他者への思いやり=人に迷惑をかけない・人を思いやる気持ち
この二つの力を育てるのは、言葉で言うのは簡単ですが、なかなか難しい。
この力を育てていく具体的な方法についても、発信していきたいと考えてます。
いつまでも子どものためにと親が先回りしてあげるのではなく、
【自分で決めた事に、自信と責任感を持って行動する力】
を子ども自身が身につけるべきだと思いませんか。
その力を身につけて行動が出来たら、
その先に幸せが待っています。
命に係わるようことや、人の迷惑になるような事以外は
親は口を出さずに大切な力を育てるべきです。
子どもがいけない事をしたら、怒らない。考えさせる。
子どもが命に係わるようなことや、人の迷惑になるような事をした場合には、
注意しなきゃいけない時もあります。
そんなときには、「なんで〇〇しないの!」「なんで〇〇するの!」
「〇〇しなきゃダメでしょ!」「〇〇しなさい!」ではなくて、
「私は〇〇だと思う。あなたはどう思う?」
と冷静に伝えてみる方が圧倒的に子どもの心に響きます。
そして、自分の行いがどうだったか考えるように促すことが重要。
「なんで〇〇しないの!」は怒られている感じがしますね。
怒られている時は、「早くお説教終われ~」くらいに思っていて、
残念ながら、ママの気持ちは全然伝わってないから・・・(泣)
子どもに考えてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子どもが生きがいという気持ちは、子どもが大切だからこそ生まれる感情です。
とっても素敵な感情だと思いますが、
それだけが生きがいになってしまうと危険なんですよ、という事をお伝えしました。
子育てで親がすることは
・人以外の生きがいを見つける
・期待しない
・子どもの大切な力(自己肯定感・思いやりの心)を育てる
・怒りたくなったら、考えさせる
常に忘れてはいけないのは、
・親と子は別人格。
・親も子も自分らしく生きよう
という事です。
あなたの子育てのお役に立てますように。
親子で幸せな人生を歩めますように。
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