怒ってばかりのママが自己嫌悪から脱却する方法

育児のお悩み


家事、育児、仕事、いつもおつかれ様です。
最近SNSで #毒親 というのを見つけて色々な投稿を読んでいたら、怒ってしまう自分が嫌だと苦しんでいる内容がとても多かったのでこの記事を書きました。

はじめに

私たちは人間だから、イライラしたり怒りの感情が沸くのは当たり前です。
言いすぎてしまって、今夜も子どもの寝顔を見て「ごめんね…」って言っている人は、世界中にたくさんいます。

怒りたくないのに・・と思って自己嫌悪に陥ってしまうのは、あなたが子どものことを大切に思っているから。
あなたは毒親ではありません。
我が子に真剣に向き合って、一生懸命頑張っている立派なお母さんお父さんだと思います。

でも、

  • ついイライラして怒ってしまうのが嫌だ。
  • つい手を上げてしまうのをやめたい。
  • どうにかこの状況を変えたい…!

このように思う方は、
解決の為のヒントが見つかるかもしれません。

  • 怒りの原因
    怒りがわかなくなる方法
  • 怒りを抑える方法
  • 自己嫌悪にならない方法

をこの記事ではお伝えします。

怒りの原因とは

人はどのようなときに怒りを感じるのでしょうか。
怒りの原因を考えたことはありますか?
人が怒りを感じるのは、【願望の裏返し】の行動をされた時なんです。

例えば、

  • 「いいかげん宿題しなさい!」
    →自分から宿題に取り組んでほしいのにやらない
  • 「なんで嘘ついたの!」
    →誠実でいてほしいのに嘘をついた
  • 「ケンカするんじゃない!」
    →仲良くしてほしいのに罵り合っている

こうしてほしいのに思い通りにならない、裏切られた、
そんなことやらないでほしい、と心の奥の願望に反したときに怒りを感じるのです。

これって言われてみるとすごく当たり前の事なんですが、
意外と「そういえばそうだ」「考えた事もなかった」という方も多いのではないでしょうか?
これに気づけたら、怒りをコントロールをする力を身につける準備が整いました!

怒りの対処法

①期待しない

【願望の裏返し】という事がわかったら、どうすればいいのか。
答えはシンプル、防げばいいのです。

つまり、期待しない事です。
子どもに期待しているから、多くのことを求めてしまいます。
「こうなってほしい」「こうしてほしい」「こうしないでほしい」という願望は捨てます。
いくら自分の子どもであっても、自分とは別人格なので押し付けるべきではないと私は考えます。

いやいや、そんなこと言っても…
社会で生きていける大人に育てないと本人が大変だから
求めるのは当たり前じゃない?

たいていこんな風に思うと思うのですが、よくよく考えてみると、
「ちゃんと育ってほしい」という思いは、「あなたの子どもはちゃんと育った」とか「立派になったのは、育て方が素晴らしかったのね」と周りの人から認められたい。または、「親の顔が見てみたい」「親があんなだからこんな子になった」と言われたくないという【他者からの評価】からきていませんか。
他者からこう思われたい、こう思われたくないという
【親の心の奥底の願望】から子どもに期待してしまう
のです。

それは当たり前のことだし、悪いとは思いません。
だけど、あまり期待しすぎるのは違うかなと思います。

子どもはある程度大きくなったら、親が指示しなくて大丈夫です。
自分で考えて行動する力を育ててあげる事が大切です。

「期待する」と「信じる」の違い
「期待していたのに / 信じていたのに 、裏切られた」似たようなシチュエーションで使われることがあります。 「期待する」と「信じる」は同じと感じる方もおられるかもしれませんが、私は全く違うと考えています。 先日書いた記事 この記事の中で、「...

『子どもには幸せになってほしい』と思うのは素敵な思いです。
ただ、幸せかどうかを決めるのは親ではなく子ども自身です。
こちらの記事も参考にしてみてください。

子育ての正解がわからないと悩むママパパへ
正しい子育てってなに?子育てに正解や不正解はあるの?自分の子育てはこれでいいのだろうか? 子育てに自信がなくなってしまった方へ、何かヒントが見つかればいいなと思いこの記事を書きました。

期待するのをやめることは難しいかもしれませんが、
少しずつでも期待値を下げていくと、怒る頻度が確実に減りますよ。
生きてるからオッケー!っていう風にまで思えるようになれば、
怒ることなんてなくなるでしょね、なかなか難しいですけどね(笑)

➁10秒我慢

期待することを減らしても、やっぱり人間ですので、イラッと来る時があると思います。
そんなときには、まず10秒
アンガーマネジメントと検索するとよく書かれていますが、人間の怒りのピークは6秒だそうです。
思い返してみてください。
子どもに暴言を吐いてしまったり、思わず手が出てしまったりするのって、イラッときた直後ではないでしょうか。
イライラスイッチが入った状態で怒り始めると持続してしまうようです。

10秒数えると、私の感覚でいうと、怒りの沸点100℃のとこから60℃くらいまで下がります。
そのくらいまで下がると、不思議なことに「お〜。私今めっちゃ怒ってた〜」って客観視出来るようになります
これは慣れるまではかなり意識しなくちゃいけないし、忘れて怒ってしまうこともあるかと思います。だけど、失敗したら「次は数えるぞ」と毎回意識する事は諦めないように頑張ります。

はじめて《怒っていた自分》を《客観視している自分》に気づけた時、 「おぉー!やったー!怒りコントロールできたーー!」と喜びすら感じました! 怒ってたはずなのに(笑)

そこまで辿り着くことができたら、もう大丈夫。
「私の怒りの原因、すなわち、期待していたことってなんだろう。」と考えてみましょう。
「あ、こんなことに期待しちゃってたのかー」と改めて期待していたことを考えてみると、
私、期待しすぎてたな・・・ってなる事も結構あります。

ここだけは叱るポイント

社会生活を送る上で最低限の人間のルールについては親が教える必要があります。

  • 人に迷惑をかける行動、傷つける言動
  • 危険な行動

これはしつけ=親の役目です。
人が生きていく上で大切なことを守れなかった時には、
しっかり教え、時には厳しく叱る必要もあると考えます。

自己嫌悪に陥る原因

カッとなった時に、強い口調で事柄を注意するだけなら、自己嫌悪に陥ることはないはずです。
自己嫌悪に陥る方は、以下のNG発言を言っていませんか?

  • NG発言
    • (人格否定)うそつき 卑怯者 だらしない 意地悪 性格が悪い 信用できない 信じられない 最低 最悪 ダメな子 悪い子
    • (能力否定) ヘタ バカ アホ 汚い できない 才能ない センスない なんでそんなこともできないの そんなこともわからないの
    • (存在否定) いらない でてけ 生まなければよかった 育て方を間違えた うちの子じゃない

その事柄を注意するだけでなく、ついその子を否定するようなことを言っていませんか?
その子を傷つけるような発言をしてしまうと、罪悪感を感じ、自己嫌悪に陥ってしまいます。
だから、これらのNG発言をしないように心がけます。

自己嫌悪から脱却するための秘策

  • NG発言をしないようにすれば、自己嫌悪から脱却できます。
    その為には、短く叱ることです。
    短く注意すべき事柄だけを伝えれば、過去の話を持ち出すことはありません。
  • その子を傷つけるようなことを言いません。自己嫌悪から脱却できます。


それだけで、怒るから叱るに変わるのが実感できるはずです。

目を見て「あなたのその行動は、〇〇だからお母さんはいけないと思う。お母さんはこうした方がいいと思ったよ」と伝えます。怒られるよりは、母の想いが伝わるはずです。

人って怒られると、不思議なことに全く響きません。
「こうするんじゃない!」「こうしなさい!」って言われると腹立つけど、目をみて理由を明確にして、「こうした方がいいと思ったよ」と言われたら、『そうかも…?』って考えません?
あなたも経験ありますよね!怒ってきた相手には、ムカつくだけがほとんどです。

まとめ

  1. 怒るのは感情が爆発してしまう時。
  2. 怒りは、期待と反する行動をされた時に湧き上がる。
  3. 怒らない為の解決法は、期待しないこと。
  4. イラッとしたら、10秒待つこと。
  5. いけない事は、叱る=しつけ。
  6. 自己嫌悪の原因はNG発言。
  7. NG発言を避ける為には短く叱る。

我が家の息子、真冬でも半袖半ズボンで行きたがる子なんです。
学年に一人くらいいませんでした?年中半袖の子。
秋の初めくらいに、夫と「まさか我が子がなるなんてー!」と、笑って話してたんですが…。

「今日は寒いよ」と言ってみても、しれ〜っとそのまま出かけてしまいます。
私が長袖長ズボンを用意しておいても、自分で半袖半ズボンを出して着替えます。
祖母が「肌着くらい着ないと風邪ひいちゃうよ」と言っても、着ません。

誰が何言っても何してもムダのようなので、本人に任せました。
そうしたら…さすがに最近は、朝、今日寒いかどうかを聞いてくるようになりました。
「凍える寒さ」と言ったらちゃんと上着を着ました(笑)
手袋もつけるようになりました。でも半ズボンはまだ履きます(笑)
何なんでしょうね。
彼なりのオシャレなのかな。
言われるとやりたくない、彼のプライドなのかな。
ウケるなー、ほんとかわいい(笑)

多分昔の私なら毎朝怒っていたでしょう。
「こっちを着なさい!」「そんな格好おかしいでしょ!」「風邪引くよ!」と。

でも、怒るのにもエネルギー使うから疲れるし、
怒る方も怒られる方も嫌な気分になるし。
怒っても響かないから期待せずに信じます。
「本人が好きな格好なんだしいいか。だいじょぶだろ。」と。
超絶寒い日だけは、「凍るよ」って念押しだけしてあげようと(笑)
着ないで凍って帰ってきたら、「ほれみろ」って笑お。

今は毎日必死だけど、
きっと10年後とかに思い返してみたら、
笑い話になるようなことばかりなんでしょうね。

一生懸命になりすぎて、怒ってしまいがちだけど、
少し力を抜いて期待しすぎず、穏やかな気持ちを大切にできると、
親も子も幸せになれると信じてます。

この記事を書いた人
hugmum

hugmum(ハグマム)水野さゆ
小学生の息子・娘をもつ二児の母

おひるねアート協会認定講師・petapeta-artアドバイザーとして、子育てイベントを開催、おうちで楽しむ無料素材の制作もしています。
チャイルドコーチングマイスターの資格を所持、子育ての悩みに関する記事も掲載しています。

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