家事に育児にお仕事、
毎日がんばっているお父さんお母さん、本当にお疲れ様です。
毎日子どもと接していると、
楽しい事も嬉しい事もたくさんありますね!
だけど、
やっぱり思うようにいかなかったり、
自分でも「なんでこんなことを言ってしまったんだろう」
という事があったり・・・。
子育ての正解って何なんだろう?
理想のママパパってなんだろう?
と、悩んだりしますよね。
「わが子にはちゃんとした子に育ってほしい」と思うが故に、
失敗するとわかっていることは、やらせないで、
「こうした方がいいよ」と口出ししたり・・・
子どもがやりたいと言っている事をやらせるよりも、
自分が子どもにやらせるべきと思う事をやらせた方がいいと思ってしまったり・・・。
子どもが思い通りに動かないのを見て、イライラ。
「あれ?この子に幸せになってほしいから色々言ってたけど、なんだかかわいそう・・・?」
と、思って検索されたのではないでしょうか。
子育ての正解って?
正解かどうかは、親が決めることでも、他人が決めることでもありません。
「子ども自身が幸せになること」
つまり、正しい子育てとは、
「自分は幸せだと感じられる子どもに育てること」
そのために親ができることは、
”子どもが自分で考えて行動する力を身につけ、自分らしい人生を送れる子’’
に育てることなのだと思います。
理想のママ、パパ
ちょっと昔を思いだしてみましょう。
自分が子どもの頃、
理想のママ、パパってどんな存在でしたか?
あなたが女性なら理想のママ、男性なら理想のパパを想像してみてください。
子どもの頃の私が思う《理想のママ》
・料理が上手
・気持ちをわかってくれる
・話を聴いてくれる
・遊んでくれる
・困った時に助けてくれる
・小言を言わない
・笑顔で優しい
・身だしなみが整っている
私の理想のママはこんな感じです。
人それぞれ理想は違うと思いますが、
厳しく躾けてくれるお母さんとか
習い事をやれと言うお母さんとかを
答える人はあまりいないかなと思います(笑)
私「全然理想のママじゃないっ!(ガーーン)」
とそこで、初めて認識しました。
子ども目線で理想のママを考えると、
簡単に答えは見つかるのに、
不思議なもので、親になると、
「子どもに幸せになってほしいから、ちゃんとしてほしい」と思うが故に、
子どもに対して厳しい躾をしたり、
無理に習い事をさせたりしてしまいます。
「子どもを幸せにしてあげたい」という気持ちは捨てる
ショッキングなタイトルですが・・笑
「子ども幸せになってほしい」と思うのは、親にとって当然のことです。
気をつけたいのは、
《親が幸せにしてあげる》のではなく、《子ども自身が幸せを掴む》という事です。
もっとわかりやすく言うと、
《親が考えて子どもの為に行動する》や《親が考えて子どもに行動させる》のではなく、《子どもが自分で考えて行動する》力を親が育てる
言葉にすると本当に微妙な違いですが、意味は全然違います。
これまでの私は、
「子育て」という言葉が「子どもを育てる」と書くから、
「母がすべき、子どもを幸せに育てる為の正しい行動は?」
と考えていたのです。
もちろん、経験を積んできた大人が、知識のない子どもに物事を教えるという事も大切です。
例えば、「人を傷つけてはいけない」、「危険な行為はしない」、
「他人に迷惑をかけてはいけない」など。
最低限のルールに関しては、親は子どもに教え、それを守らせなければいけません。
しかし、子どもが何かに挑戦しようとしている場面で
「それはやる必要がない」と止めてしまったり、
「こっちの方がいい」と無理にやらせてしまったりするのは違います。
子どもを幸せにしてあげたい…のはずが、
いつの間にか、子どもを自分の思い通りに成長させる為に…に変わってしまうのです。
完璧主義な親程、
「こうしなさい」、「あぁした方がいい」等と
子どもに指示したくなりますが、
指示してばかりでは、自分で考えて行動する力は育ちません。
何より親子関係に溝が生まれます。
子どもが言うことを聞かずイライラするのは、
自分の思う通りに成長させようとしているからです。
だから、理想と現実のギャップに動揺し、子育ての正解が見えなくなってしまいます。
親が考えて行動させるのが子育てではない。
「子ども自身がすべきことを考え、行動する」
親は子どものこの力を育む為に、サポートをするのです。
親ができる事
親は子どもをサポートする存在である
という事を念頭に置いて、
親ができる事をまとめてご紹介します。
・先回りしない
・子どもの話をよく聴く
・親自身が幸せである
先回りしない
先にも書いたとおり、
ちょっとした段差を歩きたがる子どもに対し、
「ケガするからやめなさい」と言ったり、
工作をしていても「こうした方がいいよ」と先回りしてしまう。
つい、子供の為を思って、やってあげたくなっちゃうんですよね…
しかし、
失敗する前に挑戦させなかったり、
子どもがヘルプを出す前から助けてしまうと、
自分で考えて行動する力が育ちません。
失敗しないで育った子は、
壁にぶち当たるとくじけてしまいます。
子どもには「失敗してもOK!」と伝えるべきです。
むしろ、失敗は成長のチャンス!!なのです。
例えば、
ちょっとの段差をのぼろうとすることは、
自分の身体能力を試している。
「こんなところも歩けた!」も成功体験です。
転んでしまったら、
「できなかったね。次はどうする?」と尋ねて
自分の行動を考えさせればいいと思うんです。
「できなかったから、もうしない。」なのか、
「次はもうちょっと気をつけてやってみる。」なのか、
本人が決めればいいと思います。
ただ、なんでもかんでもやらせればオッケーってことでもなくて、
先にも言ったとおり、
『命に関わるくらい危ないこと』や『人に迷惑をかける事』など、
親がいけないと思う事に関しては、
怒るのではなく、叱る必要があります。
なかなか難しい事ではありますが、
子どもに期待するのではなく、
子どもを信じられるようになると
先回りしなくなり、イライラもすごく減ります。なので、
子どもが興味を持って行動しようとしている事は、
できるだけ挑戦させてあげるべきだと思います。
こちらも参考にしてみてください
子どもの話をよく聴く
子どもの話を聴くと、子どもの事をよく知る事ができて、
子どもに対して「関心を示しているよ」「大切に思っているよ」と伝える事ができます。
親子の信頼関係も構築できます。
親に話を聴いてもらい、親から認めてもらえるだけで、
子どもは自信がつき、自己肯定感の高い子に育ちます。
話を聴く重要性と、話の聴き方についてはこちらをご覧ください。
親自身が幸せであること
親の背を見て子は育つ、とよく言います。
親がイキイキとしている姿を見て、
子どもは早く大人になりたいと思います。
親が仕事で疲れ切っていて、
家庭では一切笑顔を見せない親を見ていたら、
大人になんかなりたくない・・・ですよね。
親自身が考えて行動する力を持っていない場合、
現状を変えるのもしんどくて
そのままの現状維持を選んでしまいます。
だけど、子どもにその姿見せていて大丈夫かな?
ともう一度考えてみて、
もし、こんな姿見せたらだめだなと思うのであれば、
じゃあどうしようかと考えて行動する力を発揮させましょう。
自分の人生を自分らしくイキイキと生きる大人の近くで育つと、
子どもにもいい影響を与えます。
・お父さんのように、かっこいい家を設計したい!
・お母さんのように、美味しいお料理をたくさん作れるようになりたい!
・幼稚園の先生のように、かわいくて優しい先生になりたい!
子どもが幸せになるためには、
「あぁしなさい」「こうしなさい」と言わなくても、
自分の幸せな姿を見せる事で、
「大人って楽しそう」「あんな風になりたい」って思います。
親がポジティブな発言が多いと、
子どももポジティブになります。
自己肯定感の高い子に育てたければ、
まずは親自身が自己肯定感を高める必要があります。
人生に目的を持ってゴールと目標を設定すれば、
イキイキと過ごせます。
自分らしく生きる方法については、
また別の記事を書きたいと思います。
まとめ
子育ての正解は、
”子どもが自分で考えて行動する力を身につけ、
自分らしい人生を送れる子’’に育てること。
不必要に厳しい躾をしてしまったり、
無理に習い事をさせたり、
子どもの為を思って色々してあげたり・・・
そんなことはしなくて大丈夫。
親が子どもにしてあげられる事は、
・子どもの話をしっかり聴く。
・「あなたは素敵な人間でとても大切な存在だ」と、
「産まれてくれてありがとう」と、心から伝える。
・親自身が人生を楽しみイキイキしている姿を見せる。
子育ての正解が何かを考えているあなたは、
「子どもが幸せになる為にどうしたらいいのだろうか?」と
とても熱心に考えておられるのだと思います。
だからこそ、
「こうあるべき」とか「こうさせなくては」と考えていたのかもしれません。
しかし結局、子どもの人生は子どものもの。親が一生懸命になりすぎなくていいんです。
子どもが自分の道歩めるように、親はサポートしてあげるというのがしっくりきませんか。
子どものことを信じてあげられるのは、親のあなただけです。
子どもを信じられるようになると、イライラすることが格段に減ります。
親子関係も格段によくなりますよ。
何か一つでも、あなたの子育てのヒントになりますように。
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