子どものやる気がなくて全然動いてくれない。子どもが言うことを聞かなくて困っている。
子どもが進んで行動するようになる方法ないのかな・・・
この記事では、無気力な息子(8歳)とアマノジャクな娘(4歳)が、コーチングを学んだばかりの母の声掛けひとつで、みるみるうちに行動するようになった方法をお伝えします!
○○しなさい!は逆効果!いずれ無視されちゃいます
ついつい、目の前の事をすぐにやって欲しくて、「片付けて!」「歯を磨きなさい!」と子どもに命令口調で伝えていませんか?
幼稚園〜小学校低学年くらいまでは、親に言われたことをきちんと聞く子もいるはず。
でも、言うことを聞くからと言って、いつまでも命令口調で言い続けるのは危険!!!!
大人でも、いくら目上の方からだとしても命令口調で言われると、なんだかイラッとして歯向かいたくなりますよねー。子どもも同じです。
「分かってるよ!」「今からやるとこ!」
なんて言いながらやるようになったら、黄色信号。
その子の未来は、
親の言うことを聞かなくなる子⇒親を無視する子どもになってしまいます〜
では、命令口調を使わずに、どうやって行動させるのか?
子どもがやる気になるには…
子どもに自信を与えるような声掛けと、感謝の気持ちを伝える事が大切です。
具体的にどんなことをしたらいいのでしょう?3つの方法が効果的でした!
1.この前は〇〇できてたね!どうやったの?
子どもは褒められるのが好きです!
褒められると得意げになって教えてくれたりします。
過去に成功体験があったのなら、その成功体験を聞き出しちゃいましょう!
「そういえばさ、この前、お片付けすごい上手にできたよね!どうやってやったの?」
と、実際に過去、上手にできていたことを褒め、そのやり方を聞きます。
すると、
「おもちゃを棚にしまっただけだよ!」
「おりがみのゴミはゴミ箱に入れるんだよ!ハサミとのりは棚にしまうだけ!」
なんて得意げに話します。
「そうなんだ!やり方も覚えていてすごいね!!今日もできそうかな?」と、さらにその工程を覚えていた事を褒めた上で、できるかできないか尋ねます。
実は、選択肢を与える事が1番重要です。
「できる」または「できない」を子どもが選べるようにする事で、子どもは自分の意思で行動を決めることができるからです。
デール・カーネギーの著書「人を動かす」では
人を動かすためには、自らの意思で行動を起こさせるように働きかけることが必要
と述べています。
母が褒めてくれて、自信のついた子どもは、ここで「できない」と言うことはほとんどありません。
大抵の子どもは、「できる!」という選択をしちゃうんです!
(もしもできないと言った場合は、今日はどうしてできないのか?どうしたらできるのか?を訪ねます。納得できる理由であれば、それじゃあ仕方ないね。と子どもの意見を認めてあげることも必要です。)
2.ハードルを下げる 〜できる事から
最初から完璧を求めず、今よりちょっとだけ進歩するような声掛けをします。
例えば、我が家の息子(8歳)は学校に持っていった水筒をその辺にポイッと置いてしまうクセがありました。
私としては、
できれば水筒の紐部分を外し、飲み口部分を分解して、キッチンの流しに出して欲しいなぁ・・・
と思っていました。
しかし、上記の要求を一気にしたとしても、面倒くさがられるだけです。
そこで、私の考えた成功までの道筋は以下の通りです。
まずは、その辺にポイッとしていた水筒をキッチンにポイッと置くということを目標にしました。
ステップ1.キッチンに水筒を持っていく
ステップ2.紐を外し、飲み口部分を分解して流しに出す
ステップ1が言われなくてもできるようになったら、ステップ2へ。
ステップを次の段階に移行する際に重要なのは、
「いつも〇〇してくれてありがとう。
あなたが○○してくれて、ママは助かるよ」という感謝の気持ちを伝える事です。
そのうえで、「ステップ2をしてくれると、もっと助かるな〜♩」と明るくお願いしてみましょう!
最終目標に到達するまでは時間がかかりますが、段階を踏んでいくと進みやすいこともあります。
ちなみに、息子の水筒問題は2か月でステップ2のゴールを到達することができました!
注意したいのは、あまりに段階を踏みすぎてしまう場合、子どもはゴールがわからず、まだやらなきゃいけないことがあるの?という気持ちになってしまうので、ステップ2がゴールにするのがベストです。
ステップ3以上に分ける必要がありそうなら、あらかじめ最終目標を伝え、まずはこれができるようになろうね!と伝えておくというのも手ですね!
3.やる気になった時に、○○名人だね!
我が家では、お風呂の鏡や床掃除は入浴直後に行っています。
一度、息子が突然やろうか?と言ってくれたので、これはチャンス!と、鏡掃除を任せてみました。
初めてやったにもかかわらず、すごく上手に鏡を磨きあげてくれました。
「すっごい!!鏡磨き名人だね!ママより上手だ!」と言うと、
「じゃあ今度からは名人に任せて!」と言うようになりました。
その一連のやりとりを見ていた妹も、床の掃除をするようになり、
「私は床掃除名人!」と名乗り始めました。
「2人とも名人だね!」
「お風呂綺麗になって嬉しいね!」
「鏡ピカピカで嬉しい!」
「床真っ白で気持ちいい!」
「綺麗なお風呂でパパも喜ぶね!」
「ママも助かる!」
ポジティブな言葉が自然とたくさん出てきて、みんなでスッキリ爽快な気持ちになりました。
そして、その夜、パパが仕事から帰ってお風呂に入るパパにこっそり、子どもたちが掃除してくれたことを伝えました。
そして、お風呂から出たパパに「今日のお風呂はすっごく綺麗で気持ちよかったなぁ〜」と言ってもらいました。
すると、子どもたちは、
「俺が鏡磨いたんだ!」「私が床掃除したの!」と誇らしげに言っていました。
それ以来、
お風呂掃除をする事は気持ちがいい・喜ばれる、楽しい、とポジティブなものに変わり、週に1度は、自ら「今日は名人が掃除してあげよう」とやってくれるようになりました!
私は一切頼んでいないのに、やる気スイッチが自動で電源入るようになったんです!
家事の担当を与える事で、自分も家族の為に役立つ事をしていると感じさせることが大切です。
人の役に立って感謝されることってすごくうれしいことですよね!
更に!
子どもたちが家事をしてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えるようになったら、自然と「ママもご飯作ってくれてありがとう」「お洗濯ありがとう」など感謝の言葉を言ってくれるようになりました。そんなん言われたら、ママも嬉しくてやる気もアップしちゃいますわ~!(笑)
普段からこういう感謝の気持ちを人にきちんと伝えられる事って素晴らしいことです!
それができるかできないかで人生大きく変わるのではないか?と考えています。
まとめ
1.選択肢を与える
2.できることから挑戦
3.役割を与えて、できたことに感謝する
ついついできないことに目がいってしまいがちですが、できない時に叱ったり命令しても、なかなかできるようにはなりません。
大事なのは、子どもの自尊心を傷つけず、自信をつけさせること。
そして、感謝の気持ちを表すこと。
いかがでしたでしょうか。
たったこれだけの事で、無気力な息子とアマノジャクな娘が激変しました!
これは、子どもに対してだけでなく、誰に対しても応用できることです。
部下に対して、後輩に対して、パパに対して・・・
たとえば、我が家のパパは一人暮らしをしていたので、料理はそこそこできますが、普段はあまりしません。
でも、自粛期間中にラーメン二郎のようなチャーシューが食べたい!と突然チャーシューを作る気になったようで、自ら作り方を調べて作ってくれました。
そのチャーシューが本当に美味しくて!
「パパのチャーシュー最高!」「ママが作ったのより柔らかくて美味しい!(おい((# ゚Д゚))」「また食べたい!」「パパありがとう!」
とみんなで絶賛し、
「もうこれからはパパがチャーシュー係!」と任命されてしまったので、それからリクエストがあれば、まったく嫌がることなく作ってくれるようになりました(笑)
きれいに掃除したこと、美味しく作れたことをすごい!と褒めたりおだてたりするのではなく、
みんなのために綺麗にしてくれた、お料理をしてくれた、あなたのその気持ちと行動が嬉しい。
感謝しているよ。
と言うことを素直に伝えると、お互い気持ちいいですよ。
子どもは親を映す鏡ともいわれていますね。
親も人間なので、ついついイライラしてしまう事もありますが、まずは、親自身が素直になり、感謝の気持ちを表せるようになると、子どもの言動にもすぐに変化が現れますよ!
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